神田神保町の魅力

『本探し.net』に『本の街・神田神保町で探そう！』のページを追加しました。ご感想等いただけると幸いです。

サイトの新しいページを書いていて、やはり神保町は魅力のある街だなあと改めて思った。行き慣れているとその存在が当たり前のようになってしまってありがたいという気持ちがなくなってしまうが、いざというときの神保町頼み、ということは私も今までよくあって、古書店市などのイベントでもかなり格安で必要な本を買ったりしたものである。

最近すずらん通りなどを見ていると古い店舗を壊して新しいビルを建てていることが多く、この通りもどのように変化していくのかやや不安もある。神保町の南側の一角はすでに再開発されて巨大なビルが二棟建っていて、どうにも『本の街』の雰囲気にそぐわない。一角の喫茶店は昔の名前で出ていたりして、ときどきコーヒーをのみに行ったりはしているのだが。

神保町に行くと、江戸ももともとはそう大きくない街なんだなと思う。靖国神社に歩いてもすぐだし、お堀端は春には桜が綺麗だ。近代美術館や工芸館など見どころもあるし、皇居東御苑も近い。北に行けば御茶ノ水、水道橋。神田川の切通しの上の聖橋を渡れば湯島聖堂、神田明神。そのまま東に行けば明神下のこじんまりした一角（銭形平次だ）を抜けてすぐ秋葉原。神保町から東へ靖国通りを歩けば小川町のスポーツ用品街があるし、淡路町の交差点を北に行けばこれも秋葉原、南に行けばJR神田駅である。淡路町の交差点のあたりには古い甘味屋や蕎麦屋があって江戸情趣を味わえる。

最近このあたりをあまり歩いていないのだが、一時はお決まりの散歩コースだった。

サイトを書きながらそんなことを、しみじみ思い出していたのだった。

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