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YOUCHAN『こんなサイトはいかがでしょう』

こんなサイトはいかがでしょう

ソフトバンク クリエイティブ

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ふと思いついて紀伊国屋に戻り、YOUCHAN『こんなサイトはいかがでしょう』(ソフトバンク・クリエイティブ、2007)を買う。普段行かない書店なのでどこにあるのかなかなか見つけられなかったが、インターネット読み物というコーナーにあった。返ってから読んでみると予想通り面白い本で、太田蛍一のサイトなどを紹介している。かわいいイラストにだまされてはいけない、この本は相当面白そうだ。(2007.2.6.)

経済学も読み疲れてYOUCHAN『こんなサイトはいかがでしょう』を読み始める。うーん、なんだかいい本だな。「モンドミュージックのサイト」の紹介で、モンドとは何かというと、ムードミュージックとかノベルティソングなど、「今まで音楽を語る上で無視されてきたいかがわしいB級音楽」なのだそうだ。なんだか楽しそう。

カバヤ食品のサイトのレポートが感動的。カバヤってほんとうにカバなんだな。終戦直後、甘いものに餓えた子供たちにお菓子を食べてもらおうと平和の象徴としてカバが選ばれ、カバの形をした宣伝カーや、ほんもののカバの「カバ子」を乗せた水槽トラックが全国を巡回したのだという。そして驚くことに現在でもこのカバは健在で、いしかわ動物園に「長寿日本一のカバ『デカ』ばあちゃん」として健在なのだという。発想は発想だが、そこにカバを選ぶというのが偉いし感動がある。そのカバが長生きをしているということがなんとも嬉しい。バカカバチンドンヤ、とかいわれてもカバは偉い。

そのほかビジュアル系に魅力的なサイトをビジュアル的にマンガで紹介しているのが面白いという感じだな。サイトというのはどうしても文字系に偏ってしまうけれども、逆にそれだけにビジュアルの持つ力は大きい。きちんと工夫されてきれいな仕事が施されているサイトはそれだけでやっぱりいいなと思う。(2.7.)

午前中仕事をして昼前に松本に出かける。電車の中では『こんなサイトはいかがでしょう』を読む。読了。ウェブというものはこういう形で案内が出来るといいなと思う。あんまりしゃっちょこばらずに、それでいて見たいものを見つけられるような、自然さというか。そのためには「技術」が必要だ。絵が描けるということは大きいな。全体的にビジュアルの意味を再認識させられた本だった。(2.8.)

  

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