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GIJoe、matchan『カスタマイジング・ズープス』
Customizing XOOPS ~自由にデザイン・自在にHack毎日コミュニケーションズこのアイテムの詳細を見る 昨日。ありあわせのもので昼食を済ませた後、だいたいXoops関係のものを調べながらサイトをいじる。これはやはりMovable Typeのようなブログ技術よりも私にとっては面白い。普及度でいえばMTの方がずっと上だし、MT自身もCMSとして使えることは使えるのだろうけど、何というかXoopsの方が広がりを感じる。それはオープンソースだからか、ログインメニューを使ってメンバーサイトを作ることができるからか、自分でもよくわからないが、あまりにも誰でもブログを使っているということ、何だか手際がよさげなこと、とかがブログに関してどうも息苦しい感じがしてしまうところがある。
Xoopsの方は「使ってみれば便利」なのだが基本的には「自分で何とかしなければいけない」ことが多く、いろいろな関連サイトを調べてもそのあたりで私と同じレベルの素人ユーザーでも結構使っていると思われる上級ユーザーでもみんな独自の悪戦苦闘感が漂っていて、「みんなお任せでスイスイ」というブログに漂いがちな妙なだらけ感がないところがいいのかもしれない。そこら辺に何だか可能性を感じるんだよなあ。「素人なら素人なりに苦労する」、というのがウェブやネットのいいところだと多分私は感じていて、素人なりの苦労がそれなりの成果として花開いているのを見るのはなかなか楽しい感じがする。みんながレディーメードの洋服を着て歩いてたらやっぱりつまらないよねえ。下手でもそこに個性が現れているほうが見ていて自分も頑張らなくちゃという気が起こる。レディーメードでも粋な着こなしをしている人もあるし、そっちを求める方がある意味現実的でもあるが、やっぱり微妙な肩幅の狂いとか、すその長さのもうひとつの差のようなものが、あるということは避けられない。まあ手作りのサイトだってたいていはつんつるてんになってしまうもので私なども全然その段階から抜け出せないのだが、それでも無骨な個性を出せるよさがXoopsにはあると思う。
ただ、XoopsをやるためにはphpとMySQLが使えるレンタルサーバーが必要で、無料サーバーもないことはないが、やはり有料サーバーの方が好ましい。お金を払ってサイトを運営する、というのはやはりひとつのハードルにはなるだろう。相当な目的意識がないとそこまではいけない。自分の備忘録と関心のある方のために見つけた関連サイトをメモしておきたい。
とりあえず分かりやすい。とりあえずの導入の仕方とXoopsの基本的な魅力が分かる。
5分で導入できるという売り文句が可笑しい。いや、実際何も支障がなければ導入自体は5分でできる。大変なのはその後だ。オープンソースという性格上、公式サイトは非常に重要な存在だ。
ベーシックマニュアルなどお助け系の内容が多いが、「教えて君」「くれくれ君」の多さに(これは少し難しいが素人が手を出したがる技術に共通して起こる現象だろうなあ。しかしこういうところにある意味ビジネスチャンスがあるともいえるんだが。ボランティアに無償奉仕を求めるから嫌がられるんだよね。)ときどき噴火するマグマがあるところが同じ素人としては少しびくびくしてしまうけれども、まあ常識を持ってある程度の知識は自分で身につける努力をした上で利用しましょうということだろう。
有益なデータもあるが、少し古いデータが多い感もある。逆に歴史的な過程が感じられる面白さもある。
モジュールやテーマといったXoopsのカスタマイズ関係のパーツを提供しているサイト。ほかにもたくさんあります。
コンピューターのコーナーで物色するとXoops関係の本は数冊あった。いろいろ考えた結果、GIJOE&matchan『Customizing XOOPS』(毎日コミュニケーションズ、2005)という本を買った。上に上げた『オーシャンネット』と『PEAK XOOPS』のサイト運営者が書いている、ということも判断基準になった。
しかしこういう本は高いし厚いね。税込3150円。ムーバブルタイプの本は結局買う気にならなかったが、これはやはり一冊、パソコン画面を見なくても勉強できるように必要だと思った。地元に帰り、さっさと夕食の買い物をして帰宅。しまった液体アタックを買うのを忘れた。
夜はずっとこの本を読んだりサイトをいじったり野口晴哉『体運動の構造 第二巻』を読んだり。カズがサンデースポーツに出ていた。今年は40代や40に近いスポーツ選手が話題になることが多いな。同じ世代には頑張って欲しいなと思う。12時前に就寝。(2.26.)
『カスタマイジング・ズープス』を読み進める。この本はその名のとおりXOOPSというCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の概略の解説とそのカスタマイズの方法についての説明なのだが、Xoopsというオープンソースシステムがどのように作られ発展させられ利用されてきているかということがわかってとても面白かった。具体的なことはもちろんわからないことが多いのだけど、多くの人の手によって作られ発展させられ、悪意あるハッカーの侵入に混乱させられたりしながら多くの人々や企業・団体によって実際にサイト管理に使われているありさまが感じられて、そういう側面からサイトを管理するということがどういうことなのかということがわかってきた気がする。この本を読んだことによる最大の収穫はそういうことかもしれないと思う。
サイト運営と称して1999年からホームページを作ったり日記やブログを書いて来たりはしたが、今までシステムの面ではほぼ完全にありものに依存してきたのだけれども、システムの運営について少し扉を開けてみるとそこに営々とした日々のたゆまぬ努力があるということが改めて理解される。逆にいえば我々の立っている大地がセキュリティ的にいえば必ずしも揺るがぬものではないということを、言葉ではわかっていても実感として初めて感じられたように思う。そういうことについて完全に理解したわけではないし、もちろんシステムのことに精通することなどほぼ不可能だとは思うが、もう少しは勉強しておいた方がいいと思うようになった。一つのシステムを理解することを通してかなり多くのことが学べるということも感じられたし、ムーバブルタイプについても少し勉強してみようと思う。(3.1.)
『カスタマイジング・ズープス』読了。面白かった。さらにphpやMySQLについても勉強してみようという気になった。ネットで何かやろうとするなら、それも当面は自分だけで何とかしないとするならば、こういうネット技術についてある程度以上は精通しておくことは必須だなと痛感した。まだまだ道は長いけれどもちょっと頑張ってみようと思った。(3.2.)